【RT工法】コンクリート保護・はく落防止対策工法

コンクリート構造物の橋梁・橋脚等の保護及びはく落防止を
高強度ポリウレタン樹脂塗膜で実現

RT工法

従来、インフラ整備において様々な構造物が構築されてきましたが、近年それら構造物の耐久性に関する問題が発生しています。特にコンクリート構造物は、雨水や地下水からの「水」、融雪剤や飛来塩及び海水による「塩分」の浸透により鉄筋の腐食・発錆から爆裂欠損を誘発し構造物の強度を低下させています。高架橋からのコンクリート片はく落事故等を受けて、全国の施主及び発注者はコンクリートのはく落を防ぐため対策工事に取り組んでいます。RT工法は、高強度のポリウレタン樹脂塗膜でコンクリート構造物を被覆・保護し、抗張力部材としてのガラスクロス・ビニロンメッシュ等の繊維シートを用いずに無繊維で「性能規定」が満足できるコンクリート片はく落防止対策です。

RT工法の特徴

  • 01工期短縮

    RT工法は高強度のポリウレタン樹脂塗膜で被膜する工法のため、従来の含浸接着樹脂で三軸ビニロンメッシュ繊維シートを貼り付ける連続繊維シート工法と比べると工期短縮が可能です。連続繊維シートを使わずに塗るだけで「剥落防止」ができるため、I桁等の複雑な形状の施工で効果を発揮します。

  • 02優れた性能

    押し抜き性能を有し、また、コンクリート付着性、ひび割れ抵抗性、遮塩性、耐候性に優れており、コンクリート劣化要因から構造物を保護します。

  • 03安定した施工

    RT工法は専用機械でスプレー施工する工法と、手塗り施工する工法との2種類があります。現場状況、環境に応じて施工方法を選択できます。

RT工法詳細とカタログ紹介

RT工法 NEXCO、首都高

十数秒で硬化する超速硬化ポリウレタンを専用スプレー機械で吹付施工するため、工期を大幅に短縮できます。また、繊維シートを用いずに無繊維で「性能規定」が満足できるコンクリート片はく落防止対策です。

RTワンガード工法

主材となるワンガードは、1成分形ウレタン樹脂であるため、通常の2成分形樹脂と比べ撹拌不足による未硬化等のヒューマンエラーがありません。また、繊維シートを用いずに無繊維で「性能規定」が満足できるコンクリート片はく落防止対策です。

RTワンガードクリア工法

1成分形高強度ウレタン塗膜でガラスクロスやビニロンメッシュなどの繊維シートを用いずに「性能規定」が満足でき、樹脂が透明であるため、施工後も躯体コンクリートの劣化状況が目視にて判断でる「劣化の見える化」を実現したコンクリート剥落防止工法です。