【GS-M工法】高性能床版防水システム

橋梁の床版用防水材に求められる過酷な条件をクリアした高性能床版防水システム

GS-M工法

道路橋床版は使用環境において、様々な劣化要因の作用による損傷をうけています。橋梁における鉄筋コンクリート床版や合成床版において、長期にわたる積載車両の通行や膨張収縮によりクラックが発生していることが多く、このクラックに雨水等が供給されるとコンクリートの劣化は加速度的に進行します。
さらに融雪剤の使用によりコンクリートの劣化に拍車をかけることが報告されています。このことから道路橋床版の疲労耐久性を確保するためには、床版内に水を供給させない床版防水工を施すことが極めて重要であることが認識されてきています。
GS-M工法は南北に長い日本の国土において様々な自然条件下での高機能床版用防水工法として開発されたウレタン・ウレア樹脂を用いた床版防水工法です。

GS-M工法の特徴

  • 01シームレスで高品質な防水膜

    超速硬化ポリウレタン・ポリウレア専用吹付けシステムによるスプレー吹付け施工のため、新設橋梁はもとより既設橋梁の切削下地の凹凸や縁石・地覆・集水枡・フィンガージョイントにも下地を完全にトレースした、継ぎ目のない防水塗膜が形成できます。また、下地コンクリートとの接着力が高く、シート防水工法のようにコンクリートと防水層の間に水が横走りすることが非常に少なくなります。

  • 02専用スプレー機械で安定施工・工期短縮

    超速硬化ポリウレタン・ポリウレア専用吹付けシステムによって温度コントロールするため、安定した物性を持った防水層が形成できます。また本材料は吹き付け後約3~5分で指触が可能、約30分後には歩行可能な超速硬化材料のため、工期短縮に大きく貢献します。